2018年度をめどにすすむ【銀行決済24時間化】とは?

なぜ、銀行決済24時間化が必要なのか

銀行決済24時間化とは、その名の通り24時間365日、いつでの資金の決済ができるシステムです。

現在の日本の銀行は、1日で8時半~15時半までの7時間しか決済ができません。

15時半以降の入金になると、決済が翌日になります。

金曜日の15時半以降に入金した場合、土曜・日曜を挟んで、3日目の月曜日に決済となります。

これでは効率がよくありません。

 

このため、資金の流れをスピーディーにするため、銀行の決済システムを見直す機運が高まっています。

即時決済のメリットの一例は、個人でのネットショッピングの利便性があります。

これを、企業間取引でも当てはめることができれば、代金を素早く回収でき、次の投資に回せるなどの経済的な速度が上がり、資金が好循環するメリットが出てきます。

 

銀行決済24時間化は、先陣を切って2008年に英国が実施しています。

2014年にはシンガポールが実施しており、2016年には豪州が導入するなど国際的な流れになります。米国でも本格的な議論が高まっており、EU(欧州連合)でも検討している段階です。

国際的な商取引では時差があるため、世界3位の経済大国である日本が導入するべきとの海外の声も上がっています。

りそな銀行の世界基準の取り組み

りそなホールディングスでは、2015年から既に24時間365日の決済システムを導入しました。

グループのりそな銀行間で、24時間365日体制でATMやインターネットバンキングを使った即時決済システムを開始しています。

個人レベルでは、混雑する25日の給料日の出入金の長蛇の列から解放されます。リアルタイムで企業間取引も可能になりました。

 

既にりそなホールディングスでは、平日は17時まで店舗営業をしています。

通常の銀行の営業時間は15時までを考えると、2時間も延長しています。さらに一部店舗では、年中無休の19時まで営業しているところもあります。

24時間対応の有人によるテレフォンバンキングも設置しており、まさに国際基準的な銀行業務を執り行っています。

 

りそなHDの取り組みもあり、各メガバンクや地方銀行でも、ネットバンキングを設定し始めました。

ただし、ネットバンクだけでは高齢者の利用が難しく、企業間の大規模な商取引には向いていません。銀行決済24時間化と併せて、導入していくことが大切になってきます。

まとめ

現在、インターネットを活用する若い世代を中心に、ネットバンクはかなり浸透しているといえます。

これに呼応して、銀行決済24時間化も進んでいくことにつながっていきます。

いずれにしても、24時間365日の決済が可能になれば、個人でも商品の購入だけでなく、販売する立場になっても、資金をすぐに回収できるなど大きな利点になります。

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