カードローンの特徴や使い方を紹介

カードローンって何に使うの?

カードローンというと名前自体はよく聞くと思いますが、実際に利用したことのあるという人は少ないかもしれません。

なにせローンというと住宅ローンや自動車ローンなど、大きな買い物をするときに組むというイメージが強いので、カードローンとだけ言われてもそれがどんなものなのかが想像つきにくいかと思います。

はたしてこのカードローン、いったいどんなローンなのでしょうか。

 

カードローンは、銀行や信販会社(クレジットカードを発行している企業)、消費者金融など、各種金融機関が行っているローンサービスです。

申し込みをした際、ローン専用のカードが発行されるため、カードローンと呼ばれるようになりました。

いまでこそキャッシュカードやクレジットカードにもローン機能を付帯させることも多いのですが、まだまだ専用のカードを発行しているところもあります。

 

そしてこのカードローンの用途なのですが、基本的に何に使っても自由です。住宅ローンや自動車ローンなどは一般的には「目的ローン」といわれ、特定の目的のためにお金を借り入れるためのシステムとなっているのですが、それに対してカードローンは「フリーローン」というように区別され(厳密にはフリーローンとカードローンは区別されます。

ここでは便宜上同一のものとして扱います)、急な出費はもちろんのこと、ちょっと高い買い物や旅行ために使ってもOKなのです。

その代わり目的ローンに比べると少し金利が高めに設定されているのですが、まさに気軽に組めるローンといえる存在なのです。

 

カードローンの特徴

このようにカードローンは何にでも使えるというのが最大の特徴ですが、それ以外の特徴としては、返済方法が毎月一定の金額を返していくリボルビング方式ということが挙げられます。

借入時に毎月の返済額を決めるため、生活に合わせて余裕を持った返済が可能なのです。この点に関しては目的ローンと同じですね。

 

しかし限度額以内なら何度でも借入・返済を行うことができるというのはカードローンならではといったところでしょうか。目的ローンでは借入額は申し込み時に決定され、それを毎月分割して返済していくというシステム。もう少し追加で借りたいという人は、再審査をしなければなりません。

しかしカードローンであれば、まずは必要な分だけ借り入れ、もし足りなくなればまた追加で借り入れることもできるのです。こういった点はクレジットカードや消費者金融のキャッシング機能にも似ているといえるでしょう。

さらには審査から融資までのスピードもカードローンの魅力の1つ。消費者金融の中には、申し込みから最短30分で融資が受けられることを売りにしているところもありますが、カードローンでも同じく最短30分で審査が完了、即日で融資を受けられるところがあります。

しかも東京三菱UFJなどのメガバンクのカードローンでそういったサービスがあるというのがまた驚きですね。私たちが抱いていたローンに対してのイメージを、いい意味で覆してくれています。

 

カードローンに申し込むには

カードローンに申し込む際は、銀行系のものなら窓口やローン契約機(ACM)、消費者金融ならそれに加えて無人契約機での申し込みも可能ですが、最近ではインターネットでの申し込みが最も一般的でしょう。

ほかにも電話や郵送での申し込みもOK。またその銀行の口座を持っていなくても申し込みは可能です(もちろん持っていた方が申し込み後の利用がスムーズになりますが)。

基本的には申し込み時に20歳以上69歳以下で、安定した収入(パート・アルバイトでも可)があればだれでも申し込みが可能。さらに必要な書類も身分証明書のみ。

高額な借入を行う場合は収入証明書が必要ですが、ローンとしてはかなり敷居が低くなっています。この申し込みに対する敷居の低さもカードローンの特徴の1つですね。

申し込みをすると審査が行われ、無事に通過すると借り入れができるようになります。しかし審査の通りやすさとしては、やや銀行系のカードローンが厳しめといったところでしょうか。特に「他社からの借り入れがあるか」という項目についてはかなり厳しい審査があるらしく、他社と並行しての利用は難しそうです。

また過去の支払い履歴に傷がある場合は致命的。

過去に支払いの延滞などがある人は、ほぼ審査に通過するのは不可能とみてもいいでしょう。

ちなみに支払いの延滞というのは他社から借りたお金の支払いだけでなく、クレジットカードや携帯料金の支払いでも記録されてしまうので注意が必要です。

カードローンのメリット

では次にカードローンのメリットを紹介していきましょう。

カードローンのメリットは、なんといってもキャッシングよりも低金利でお金を借りることができるということですね。その分審査は厳しめですが、多目的に使えるまとまったお金を気軽に借りることができるのは助かります。

銀行系のカードローンなら高くても15%ほど。中には住信SBIネット銀行のように最大でも8%の金利しかつかないというところもあります。

キャッシングなら18%が相場ですから、本当に破格の金利ですよね。

クレジットカード系や消費者金融系のカードローンはそれよりも少し金利が高くなりますが、キャッシングより高金利になるということはありません。

またカードローンならキャッシングよりも限度額を高く設定できるのも便利なところ。

カードローンでは少ないものだと10万円、大きいものになると数百万円までの融資を受けることができます。もちろん限度額の大きいものほど審査が厳しくなりますが、立て続けに急な出費がかさんだという時でも安心です。

 

銀行系のカードローンには「総量規制」がない

さらに銀行系のカードローンであれば、消費者金融系のカードローンと違って「総量規制」を受けないのもポイントですね。

総量規制というのは、貸金業法によって定められた「年収の3分の1以上のお金を借りることはできない」というルールです。

 

2010年から施行された法律なのですが、このルールができる前は学生や専業主婦など十分な収入がない人でも簡単にお金を借りることができました

。結果すぐに返済困難な状況に陥り、また別の消費者金融からお金を借りてそれを返済に充てるという、いわゆる「多重債務」の状態に陥る人が増加。さらには自己破産を申し出る人まで続出したため、そういった状況を防ぐ目的でこのルールができました。

 

消費者金融は貸金業であるためこの総量規制の適用を受けるのですが、銀行は貸金業者ではないためこの法律が適用されることはありません。

そのため、年収にかかわらず希望した額を借りることができます。当然返済する能力がないと判断されると審査に通過しませんが、やはり銀行のカードローンというだけで消費者金融にはないメリットがたくさんあるのです。

 

カードローンのデメリット

しかし当然ながらデメリットもあります。限度額内であれば何度でも借入・返済ができるというのは、どうしても普通の預金口座のような感覚で使ってしまうので、ローンが借金であるという意識が薄れがちになってしまうのですね。

借りては返しを長く続けていると、そのうち利息の支払いだけでもかなりの金額を支払っていたというとこにもなりかねません。いくら低金利と言えども、積もり積もった金額はバカにはなりません。

 

実はカードローンは他のローンに比べて最も完済が難しいローンといわれています。

やはりその利便性からか、以前に借り入れた分を完済する前に、また新たに借り入れをしてしまう人が多いのです。いわば「借金依存症」ともいうべきでしょうか。

特に生活費に困ってカードローンの利用を考えている人ほど、こうなってしまう可能性が高いんだとか。

敷居も低くとても便利なカードローンですが、だからといってこれに甘えきりの生活を送るのは非常に危険。利用目的を明確にして使っていくことが大切となります。

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