オレンジギフト

■初見は「可もなく不可もなく」といったところのオレンジギフト

失礼な話かもしれませんが、オレンジギフトの公式サイトを見て感じたのは「よくある現金化業者かな」というもの。

見出しにも記載した通り、可もなく不可もない、ごくごく普通の現金化業者というのが、初見で抱いた感想になります。

公式サイト自体は、余計な情報があるわけではなく、非常にシンプルな作りとなっているため、見やすいは見やすいです。

しかし、逆にシンプル過ぎて、欲しい情報を手にすることができないというデメリットもありました。

例えば、換金率に関して。

ということで、換金率を含めて、このオレンジギフトについて、色々と記載をしていきたいと思います。

■気になる換金率は詳しくは分からない

換金率は、現金化業者の実力の見せ所になるため、多くの業者は公式サイトで「換金率98%！！業界随一！」のような謳い文句で、顧客の心を掴もうとします。

当然、オレンジギフトも同様に公式サイトのトップページに大きく取り上げています。

◇オレンジギフトの換金率一覧表

85%～95%。

以上になります。

実は、オレンジギフトの換金率の具体的な数字は全く分かりません。

通常であれば「○○万円～△△万円で90%」のように、換金額によって率が変わるため、これを一覧にして示してくれています。

しかし、オレンジギフトの場合は、何処を探しても記載されていません。

結果、詳しい内容というのは分からないため、直接、お店に問い合わせるしかない状況です。

◇「確定」であれば意外と高い換金率？！

ちなみに、公式サイトには「85%～95%確定」と記載されています。

この確定という言葉が非常に気になるところ。

85%以下に下がることはないということが確定されているのであれば、意外と高い換金率になるからです。

現金化業者の常套手段として、高い換金率を謳っておきながら、あれやこれやの手数料を付けて、最終的に手にすることができる現金が少なくなってしまうというもの。

つまり、様々な手数料を含めていない数字で換金率を謳っているというわけですね。

「確定」と言っているぐらいなので、この手数料も含めた換金率と信じたいところ。

言葉遊びになってしまいますが、あくまでも「換金率が確定しただけで手数料は別」と言われてしまえばそれまでなので…。

したがって、利用するのであれば、この確定の意味をしっかりとクリアにして換金に望むことが大切になってきます。

■実店舗があるのはやはり強みになる

現金化業者の信頼度を確認するために、様々な情報をかき集めます。

さらに、他現金化業者と比較をして相対的にも、信頼度の確認をしていくことになります。

さて、この確認作業の中でも、絶大な信頼度を得ることができる要素といえば…やはり実店舗があるということ。

オレンジギフトは、この条件をクリア…つまり、実店舗を構えている信頼度が高い業者になっています。

現金化というサービスは、基本的にネット上で全て完結することができるため、意外と実店舗を持たずに作業用の事務所だけを構えて業者が多いです。

こういったこともあり「逃げやすい・隠れやすい」というメリットを生んでしまい、寂しい話ではありますが、悪徳業者がはびこりやすい状況になっているわけです。

したがって、事務所だけの業者は、会社概要などで住所をしっかりと調べて実在するのか？などをチェックしていかなければなりません。

しかし、オレンジギフトのように実店舗がある場合は、いちいちこのような確認もしないでも良いですし、逃げも隠れもできないため、詐欺まがいのサービスは提供できません。

こういったことから、非常に安心して利用ができる業者なのかもしれません。

◇京都店は閉店した！？

公式サイトを見る限り、実店舗を構えているのは「大阪」のみ。

ちなみに住所は「大阪府大阪市中央区南本町2-6-8 mepacio本町ビル402」になります。

しかし、色々と公式サイトを調べていたら、とあるページで「京都店」というコンテンツが表示されたのです。

もう少し詳しく調べてみると、どうやら少し前までは、京都にも実店舗を構えていたようです。

公式サイトには「大阪店」と表現していたため「他にも店舗があるのか？」と感じていたため、ある意味で納得ができた状況。

もし他店舗がなければ大阪店という言い方はせずに、そのまま唯一の店舗を紹介すればよいですからね。

余計な混乱を招くような記載の仕方だったため、気になってしまったわけです。

話を戻します。

様々な情報を吟味した結果、京都店は、以前は存在したことは確かです。

つまり閉店をしたわけですが、その閉店した理由が非常に気になるところ。

単純に、事業を縮小しただけかもしれませんし、何かのトラブルで閉店をしたのかもしれません。

もしトラブルでということであれば、警戒心を強めて利用しなければなりません。

ともあれ、気になるところなので、しっかりと問い合わせてから利用をするようにしましょう。

■会社概要の事業内容に「買取り及び卸」と記載

見出しに記載したとおり、オレンジギフトの会社概要に掲載されている事業内容は、買取り及び卸となっていました。

もう少し具体的にお話をすると、JRのチケット、金・プラチナ、切手、金券類、ブランド類の買取りと卸をしているということになります。

平たく言えば、駅前などでよく目にすることができる金券ショップということですね。

さて、この金券ショップになってくると、必ず「古物商許可番号」を取得する必要があります。

大阪店であれば、当然、大阪の公安委員会に届け出をして、番号を発行してもらわなければならないということ。

そして、この取得した番号を必ずサービス利用者に対して明示をしておかなければなりません。

基本的に、オレンジギフトはインターネット上で、サービスを展開しているわけではなく、あくまでも店舗のみのサービス提供となります。

したがって、公式サイトに記載されていなくても、問題はないかもしれません。

しかし、かなりグレーゾーンとなるため、もし取得してあるのであれば、公式サイトに記載してもよいものかと。

ともあれ、もしオレンジギフトの店舗に足を運んでサービスを利用するのであれば、この古物商許可番号がしっかりと掲示されていることを確認しておきましょう。

もし掲示されていなかった場合は、違反になる可能性が高いため、利用を控えた方がよいかもしれませんね。