失業中の無職でもクレジットカードは作れるの？

今やクレジットカードは生活に欠かせないアイテム

ネットショッピングやカタログ通販の支払いをするのにも簡単で便利。何よりも使っただけポイントが貯まるのが、魅力でお得です。

電気・ガス・水道・電話など、毎月必ず支払わなければならない公共料金も、カードで支払うことでポイントを獲得できます。

今やクレジットカードは、生活するのに欠かせないアイテムといえます。

ボーナス一括払いや分割払いを使えば、今の貯金で買えないものも買うことができ、いざというときには、キャッシングで現金を調達することもできるのです。

クレジットカードは、一定の利用限度額まで自由に使うことができます。

限度額の範囲内で使う人を信用してくれているわけで、使ったあと、きちっと返済することが前提になります。

クレジットカードが発行されるにあたっては、使った分の返済能力があるかどうか、必ず審査を受けることになります。

信用を前提とした後払いシステムですから、当然といえば当然です。

これらの項目を1つずつ得点化し、一定の基準を下回ると不合格とされ、カードの発行が見送られますが、重要なのは、継続的で安定した収入が見込めるかどうか、つまり返済能力があるのかということです。

カード会社の審査を少しでも通りやすくするために少し工夫を凝らす必要があります。

住居関連では、1人暮らしよりも家族と同居、賃貸よりも持ち家、携帯電話よりも固定電話が、有利に働きます。なぜなら返済を踏み倒してトンズラされる危険性が少なくなるからです。

賃貸アパートで1人暮らしをしている場合でも、実家の住所、電話番号（固定電話）、家族と同居と記載した方が通りやすくなります。

もちろん実家に問い合わせがありますから、事前に家族の了解をとっておく必要があります。

アルバイトやパートをしている場合、「職業欄」だけではなく、「勤務先」にもアルバイト・パート先を記載しておきましょう。

利用限度額については、できるだけ少なめに設定し、キャッシング枠にいたっては「0」にした方が、審査が甘くなり、通りやすくなります。

審査が通らずクレジットカードをどうしても作れないときは、「デビットカード」がお勧め

「デビットカード」は、支払決済が銀行口座の預金から即座に引き落とされるので、預金の残高の範囲内でしか利用できません。

しかしクレジット機能が付いていないので、審査を受ける必要はなく、誰でも簡単に作ることができます。

ネットショッピングやカタログ通販でのカード決済に利用でき、利用額に応じてポイントが貯まりますので、現金で支払うよりもお得です。

「VISAデビットカード」は、国際ブランドのVISAが付いていますので、世界中の提携ショップで利用できてとても便利です。三菱東京UFJ銀行、りそな銀行、イオン銀行、楽天銀行、スルガ銀行、ジャパンネット銀行、あおぞら銀行などで取り扱っています。

もし不運にもリストラに遭って失業したり、体調を崩して仕事を辞めて無職になったときでも、クレジットカードを作ることができるのでしょうか？

無職といっても、学生や専業主婦、定年退職をした高齢者も含まれますが、学生は親の、専業主婦は夫の、高齢者は年金などの収入が見込まれますので、ここでは失業中の正真正銘の無職を前提にします。

いくら預金があったとしても、申込用紙の職業欄に「無職」と書いては、ほぼ100%審査に落ちてしまいます。審査で重要視される継続的で安定した収入がまったくありませんと告白しているようなものですから。

では、どうすればいいのでしょうか？虚偽の内容を記載することは絶対にいけませんが、多少の誇張は許されると考えてもいいのではないでしょうか。例えば、派遣社員として登録している場合、実際に派遣されてなくても「派遣社員」と記載することは、決して虚偽ではありません。

週に1・2回でもアルバイトやパートをしているのであれば、「アルバイト」「パート」と記載することも許されるでしょう。

もし今、何もしていない場合は、すぐに派遣社員の登録を行ったり、アルバイトやパートを始めることをお勧めします。

このように職業の実績を作ってしまえば、「無職」と書かなくてもすみますから。