現金化業者のホームページから読み解く危険度
まず、現金化業者のホームページを見ましょう。現金がすぐに必要な方にとって、救世主のようなセリフが続々と並んでいます。
「換金率90%以上」「迅速な現金化」「豊富な実績」…。しかし、そのどれもが根拠が希薄です。
このホームページは、現金化業者の顔で、客にとって唯一のアプローチの手段になります。
ただし、気づいている方も大勢いると思いますが、固定電話や所在地の詳細な住所を明記していないケースが実に多くあります。
金銭に関する事業を行っている業者ですので、最低限、メール以外の連絡方法、所在地の詳細がなければ、非常に不安を覚えます。
もう、この時点で悪徳業者の可能性がかなり高まっている、と言えます。
もう一つ、換金業者のホームページで共通する不審な点があります。
どの業者のホームページも同じようなつくりになっています。ひどい場合だと、全く違う業者なのに画像が同じということもあります。
どうしてなのか。各業者が使用している画像は、全てイメージ画像と言われているもので、写真のフリーサイトなどから引っ張ってきているからです。
そこには、なるべく実体を明かしたくないという、現金化業者の思惑があるからです。
リアリティーに欠ける口コミのオンパレード
【口コミの信ぴょう性が低い理由】
- 口コミの全てが前向きで、不満が全くないのは不自然
- 対応が丁寧、早いなど具体的な記述が少ない
- 口コミのほとんどが匿名で、当然、顔写真もない
- 口コミの内容が、ほとんど感謝を伝えているものばかり
- 口コミの年月日などの記載がほとんどない
以上のような点から、口コミはほぼ自作自演の可能性が高いということになります。
それ以前にクレジットカードの現金化の性質を考えれば分かることです。
違法ではありませんが、グレーゾーンだということです。全てのクレジットカード会社では、現金化を規約で厳禁としています。
そこで、客の詳細なんか出せるわけがありませんよね。もちろん、現金化業者の詳細についても同じですよね。
各サイトで業者名を検索してトラブルがないかを確認
基本的に現金化業者を扱っているサイトも、厳密に言えば信ぴょう性はありません。
各カード会社が禁止している現金化を仕事にしているわけですから、どうしても無理が出てくるわけです。
口コミに関しても、もしも本当に客の声をリアルに拾っていれば、どのようなことが想定されるでしょうか。
100%近くが苦情や怒りではないでしょうか。
国民生活センターのホームページによると、クレジットカードの現金化業者に関するトラブル事例が、かなりの件数で寄せられています。
当然、氷山の一角のようなものです。現金化業者の中にはクレジット番号や有効期限、裏面にあるセキュリティーコードも聞かれます。
これらの情報が外部に漏れると、身に覚えのない請求がカード会社から届くことも想定されます。
極端な話、一度、情報が漏れたカードは、解約しなければ負の連鎖が一生続く可能性が出てきます。
現金化業者の中には、犯罪の組織的なグループとつながっているケースも少なくありません。
そうなると、顧客のカード情報で勝手に商品を購入するなど、詐欺に利用される場合もあります。
悪徳業者を洗い出すには、ネットで業者名を検索して、過去のトラブルを見つけていくのが、有効な方法でもあります。
まとめ
現金化業者の口コミは、あまり信ぴょう性がないと言ってもいいでしょう。
商品の特性を口コミするのとは違い、実体の見えない取引だからです。
だからこそ、口コミ自体、あまり意味をなしません。例えば、称賛する内容の口コミは自作自演の可能性もあるし、批判する口コミは同業他社の可能性もあるからです。自分でもある程度調べることはもちろん、口コミは鵜呑みにしない事が大事です。
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