アイコムチケット

■福岡県を本拠地に構えるアイコムチケット

アイコムチケットは、福岡県を本拠地に現金化サービスを提供している業者となります。

公式サイトを見て、最初に感じるのは、見やすいサイトで、なかなか良さ気というものでした。

（あくまで個人的な意見ではあるため異論反論はあるかもしれませんが…ご了承ください）

「見やすい」というのは、青が基調となっており、目に優しいというのが、最初に抱いた感情です。

これを読んで「何を言っているの？」と苦笑いをした方もいらっしゃるかと思います。

確かにその通りではありますが、この手の業者の公式サイトの中には「ゴチャゴチャうるさい」「ガチャガチャしている」と、非常に見難いサイトが多いのです。

ですので、意外と「見やすい」というのは重要な項目といわけです。

ということで、最初のチェックポイントをクリアしたアイコムチケット…次は換金率について触れていきたいと思います。

■95%と高い数字が掲載されているけど…眉唾もの

結論から言ってしまうと、なかなか怪しい換金率となっています。

ともあれ、まずは一覧を以下に掲載していきます。

その後に「眉唾もの」と表現した理由も記載していきます。

◇アイコムチケットの換金率一覧表

・ 1万円 ～ 10万円未満 >>> 80％ 82％

・ 10万円 ～ 30万円未満 >>> 81％ 83％

・ 30万円 ～ 50万円未満 >>> 82％ 85％

・ 50万円 ～ 100万円未満 >>> 『83％～93％』（要相談）

左のパーセンテージが即日プランで当日から3日で入金してくれるプラン。

右のパーセンテージがゆとりプランで10日からの日数を要して入金してくれるプランとなっています。

◇最大95%なのに…一覧表には掲載されず

公式サイトのトップページに大きく取り上げられている「最大95%換金」という文言。

一覧表を見る限り、100万円以上の換金を行わなければ、実現できない数字のようです。

本来、最大換金率を謳い場合、やはり一覧表には、その換金率を掲載するもの。

それを掲載せず、しかも最大で93%で打ち止めをしているという状況。

「お問い合わせください」と掲載されているため、交渉ありきの数字と予想されます。

こういった場合、100%の確率で最高換金率を手にすることはできません。

◇「ご利用例」があり得ない数字で紹介されている

まずは、以下にアイコムチケット公式サイトの引用文を掲載します。

ご利用例 : 15万円の特定商品お買い上げに対するキャッシュバック

150,000円（カード決済）×135,000円（90％）-315円（振り込み手数料） ＝134,685円（キャッシュバック金額）

非常に違和感がある利用例となっていることにお気づきでしょうか？

15万円の換金をする場合、一覧表を確認すると…換金率は81%、または83%のはずです。

それにも関わらず、90%として計算をしているわけです。

ある種の詐欺行為と言っても良いぐらいの、卑怯な手と言わざるを得ません。

さらに気になるは「手数料」について。

通常、現金化業者は、決済手数料や消費税分を差し引いて換金をしてきます。

（業者によっては手数料全て込みの換金率を提示している場合もあります）

非常に高い換金率となっているため、一律となっていることは考えにくいです。

そのことにも触れていないため、どうしても「怪しい換金率」と結論付けるしかないわけです。

ともあれ、換金率で「怪しい業者」になりつつありますが…残念ながらあまりオススメできない業者というのが結論です。

では、次の「怪しい業者」と結論づけた、もう1つの理由について触れていきましょう。

■色々とクエッションマークが付いてしまう業者

現金化業者の最大のセールスポイントは「信頼」です。

実は換金率の高さではなく、現金を扱う業者のため、信頼度の方が重要になるわけです。

このような視点で、今回、テーマとなっているアイコムチケットを見てみると…どうしてもクエッションマークが付いてしまうような事実ばかりとなっています。

ということで、以下より詳しく見ていきましょう。

◇事務所住所が曖昧となっている

現金化業界では、よく目にする常套手段のため、さほど目新しい情報ではありませんが…事実のため、きっちりと記載をしておきたいと思います。

事務所の住所が「福岡県福岡市南区」までしか掲載されていないという状況。

信頼度を得るため、きっちりと記載することが一番手っ取り早いのに、敢えて記載をしていません。

加えて、他業者と差を付ける1つの方法でもあります。

それを記載していないわけですから、利用者側からしたら「何か記載ができないマズい理由がある」と見てしまうわけです。

そもそも金券や商品券を扱う業者であれば、必ず事務所住所を掲載しなければなりません（古物商の関係上）。

こういった面でも、信頼出来ないと言わざるを得ない状況となっています。

◇古物商許可証が必要な業者なのに掲載なし

古物商の話題が先ほど、少し出たので、その流れで古物商許可証についても触れていきたいと思います。

アイコムチケットの会社概要に掲載されている事業内容は次のようになっています。

「金券・商品券・オリジナル商品等の販売及び買取（アイコムチケット公式サイトより引用）」と。

いわゆる金券ショップで、このような事業を行うのであれば、必ず公安委員会への届け出が必要となります。

結果、古物商許可番号が発行され、その番号をしっかりと提示しなければなりません。

さらに、インターネットを通じで事業展開をする場合、公式サイトにもしっかりと掲載をしなければいけないルールとなっています。

それが全く見当たらないため、いよいよ怪しくなってきたと言えるでしょう。

ちなみに、福岡の公安委員会に掲載されている古物商の届け出一覧を調べてみましたが、残念ながらアイコムチケットの名前は何処にも見当たりませんでした。

◇代表者名が無記名

さらにもう1つ、クエッションマークが付いてしまう事実がありました。

それが、見出しに記載した通りで「代表者名が無記名」というもの。

現金化サービスを提供するのであれば、必ず代表者名を掲載することが筋です。

他現金化業者で、信頼度が圧倒的に低い業者でさえ、名字ぐらいは掲載されているため、最早、目も当てられない状況と言ってもよいかもしれません。

結果、換金率がいくらよく、公式サイトが見やすいからと言っても、信頼度が低い業者のため、可能な限り現金化を依頼しない方がよいかもしれません。

もっと良い業者は多く存在しますからね。