家族名義のクレジットカードを使っての現金化は違法です!

規約違反になるため利用は不可

家族名義のクレジットカードであれば、本人ではなくても利用ができるのか?

この質問の回答は「利用できません」となります。

見出しに既に記載されていますが、規約違反となるため、利用は不可となります。
今回のテーマは以上となります…では、少々、寂しいので、もう少しで具体的なお話をしていきましょう。

某クレジットカード会社の利用規約

某有名クレジットカードの規約には「カードに記載されている会員氏名の方が、所定の署名欄に自署し、かつ本人のみが利用できる」と表記されています。

先の規約は簡単にまとめた内容で、どこのクレジットカードも同じニュアンスで規約として表記されているはずです。

さらに「他人に貸与、預入、譲渡はしてはいけない」と加えて記載されています。
結果、家族であってもクレジットカードは本人しか利用ができないわけです。

サインは「本人が承諾した」という意味

100歩譲って、本人以外も利用が仮にできたとします。
しかし、利用するにはもう1つの難関をクリアしなければなりません。


それが「サイン」です。

クレジットカードを利用するとお店側からサインを求められるときがあります。(場合によっては、サインレスだったり、暗証番号入力だったりしますが)

このとき、自分自身の名前でサインをするのか?はたまたカード名義の名前(裏面に署名されているサイン)でサインするのか?で迷うかと。

基本的には、クレジットカード利用時に求められるサインは「承諾しましたよ」という意味になります。

したがって、カード名義の名前(裏面に署名されているサイン)でサインすることが正しいです。

 

さて、ここまでお話をしてきましたが、やはり違和感を覚えませんか?

クレジットカード名義の人間が「承諾しました」と自分のサインをしなければならないのに、他人が…なり変わってサインをするわけですから。

言い方を換えるとこうなります。

「本人が承認していないのに、本人ではない人間が承認しクレジットカードの支払いを完了してしまった」と。
やはりおかしな話ですよね。

こういった側面からも、本人以外の利用はできないということが見えてくるかと思います。

 

本人が了承してれば問題ない!?

ここまでは、あくまでも規約的なお話で「利用はできませんよ」と説明をしてきました。

しかし、実際の現場を見てみると、お店側が自己判断をして通してしまう場合もあるのも事実です。(絶対にNGの行為のためお店側がOKを出しそうでも利用しないようにしてください)

また、中にはこんな意見もあります。

「隣に本人が居て、本人が “使っていいよ” と言っているのであれば利用してもよいのでは?」と。
本人が了承しているわけですから、雰囲気的に良さそうですよね。

しかし、この場合「だったら本人がサインをして利用をすればよいのでは?」と、クレジットカード会社としては言い返したくなるわけです。

 

ただし、場合によっては両手を骨折しているなど、何かしらの事情でサインができない場合もあるかもしれません。

このときはクレジットカード会社に相談してみてください。

後は、その相談したときに何かしらの指示があるため、それに従って利用をすれば問題ないと考えます。
恐らく…ほとんどは「家族カードを発行して利用してください」となるかと思います。

 

そもそも何故…ダメなのか?

「夫のクレジットカードだから利用してもよいのでは?」「家族だから利用してもよいのでは?」という反論は常々出てきます。
確かに、親しき人間のため、このような考えになることも理解できます。

しかし、残念ながら会員本人以外の家族が利用したとしてもトラブルが続発している状況なのです。
だからこそ利用規約で「本人以外は利用してはダメですよ」と謳っているわけですね。

では、どのようなトラブルが発生しているのか?

昨今のトラブルで多いのは、やはりネットショッピングだったり、スマホゲームのガチャガチャだったりします。

特に、後者のガチャガチャは、会員本人の子供が勝手に使ってしまい多額の支払をしないといけなくなってしまったというトラブル。
限度額一杯まで利用してしまい、支払いが出来なくなってしまったというケースですね。

この状況が非常に多く、、クレジットカード会社も対応に負われているのです。

他にネットショッピングに関しても、実際に現金で支払っているわけではないため、ついつい使いすぎてしまうこともあります。
他人のクレジットカードで「ついつい使いすぎてしまう」というのは常識的にも、おかしな話かと。

ともあれ、このようなトラブルが続発しているため、利用は不可としているわけです。

大きな理由は「なあなあになってしまいなりすましが怖い」という点

先のトラブルは、あくまでも家族間のお話です。
したがって、「絶対に使うな」と厳しくすれば、まだ対処できる問題。

しかし、これがなりすましなどで利用ができてしまったら、大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。

例えば、お店側がクレジットカードの裏面に記載されている署名と、実際に支払い時に記載した署名の筆跡が明らかに違ったとしましょう。

このとき、当然、お店側は「本人ですか?」と確認が入ります。

結果、「家族のクレジットカードで了承を得ているから問題ない」と言われて通ってしまうことになります。

つまり、他人がなりすまして「家族」だったり、「了承を得た」と言われても確認する術がないため、なあなあの状況になってしまうわけですね。

これが「他人が利用できない」という大きな理由の1つになります。

 

利用したいのであれば家族カードを用意すること

そもそもですが、もし夫のクレジットカードを利用したいのであれば、家族カードを発行してもらい利用するのが基本になります。
年会費が必要となる場合もありますが、様々な特典も多くあるためお勧めです。

また、子供に関しては、基本的には家族カードを所持することはできません。(強いて言えば、とあるクレジットカードであれば海外留学という条件付きで発行してくれる場合がある)

したがって、このときは本人が責任を持ってクレジットカードを利用していくことが大切になります。

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