カードを作る際は発行会社を知ることが大切
クレジットカードには、「一般カード」、「ゴールドカード」、「プラチナカード」などのステータスがあるのはご存じの方も多いと思います。
カテゴリーによって、カード取得のためのハードルは上がっていきます。
年齢であったり、収入の目安だったり。それだけではなく、カードの発行会社によっても、クレジットカードの取得難易度が違ってくるのです。
発行会社別取得難易度
発行会社 | 取得難易度 | 主なクレジットカード |
---|---|---|
銀行系 | ☆☆☆☆☆ | 三井住友 JCB MUFG アメックス ダイナースクラブ |
信販系 | ☆☆☆ | オリコ セディナ ジャックス |
流通系 | ☆☆ | イオン セゾン 丸井エポス 楽天 |
交通系 | ☆☆ | JR東日本ビュー 東京メトロ 高速道路NEXCO |
消費者金融系 | ☆ | アコムAC P-one ライフ |
※☆の数が多いほど、取得難易度が高い
クレジットカードの発行会社で比較してみると銀行系のカードは取得難易度が高い事が分かります。
信販系から消費者金融系までは、☆~☆☆☆までと取得難易度に多少の幅はありますが、総合的に考えると、取得しやすいといえるでしょう。
銀行系カードは信用力の高さが武器
銀行系のクレジットカードは、なんといっても信用力とステータスの高さが最大の武器になります。
三井住友カードは、日本を代表するVISAのクレジットカードとして、世界で認知されている唯一の発行会社になります。
海外ではアメックス、ダイナースクラブとともに、非常に広く知られているカードなのです。
例えば同じVISAの国際ブランドでも三井住友カードと信販系カードでは、店側の対応に差が出ることもあります。
決済時に信販系のVISAカードを提示すると、店側がこの日本のカードを知らない場合、警戒して断られるケースがあります。
逆の立場で考えてみましょう。あなたが店長で外国人がカードを持って、決済の手続きにきました。Aはアメックス、BはCITYバンク系のVISA、Cは発行母体がよく分からないVISA。AとBは不安なく決済できますが、Cの場合はちょっと考えてしまいますよね。
このようなケースも想定されるので、信用力の高さは重要なのです。
カード初心者は取得容易な1枚を
初めてクレジットカードを作る方、パート・アルバイトなどの非正規雇用で個人属性に自信のない方は、取得難易度が低いカードがおススメです。信販系以下のカードは審査に比較的、柔軟な姿勢を持っています。
いきなり銀行系のカードを申し込むより、ワンクッションを置いてから実績を積み重ねる方が無難です。
審査を柔軟に対応しているのは消費者金融系
最も取得しやすいクレジットカードは、消費者金融系になります。アルバイトなどの非正規雇用でも、6カ月以内のクレジットヒストリーに延滞歴がなければ、スムーズに発行されるケースが多いです。
各カード会社が警戒する35歳までを目安にした、クレジットヒストリーが全くない「ホワイト」と呼ばれる申込者にも柔軟な対応をしてくれます。
消費者金融系のカードの場合、根本的な経営スタイルの違いがあります。
一番は顧客獲得を増やして利用してもらうためです。
もともと、クレジットカードの分野に進出してから歴史も浅く、既存のカード会社に比べて、会員数や実績が少ないからです。もちろん、カードの基本的な性能は銀行系と全く同じです。
国際ブランドではMasterを採用しているケースが多く、海外でも当然利用することができます。
消費者金融系のカードは門戸が広く開放されています。
ステータスや信用の点からみれば、銀行系には劣りますが、利用実績をつくってクレジットヒストリーを積み重ねていけば、上位カードの取得の可能性も出てきます。
主婦の方におすすめは流通系カード
専業主婦やパート主婦でも比較的審査が通りやすいと言われているの流通系カード。
スーパー、百貨店、通勤や出張など、利用できる機会が多いのが特徴です。
ポイント還元、イベント時や特定日のポイントアップなどもあって、豊富なサービスの展開も魅力的です。このように、日常生活にリンクしていることで流通系カードはとても利便性の高いカードと言われます。
まとめ
最後に、クレジットカードを選ぶ時大切にしたいカードの組み合わせについて。
たとえば一般の方が到達できる最高峰のカードに「アメックス・プラチナ」と「ダイナースクラブ・プレミア」があります。この2つのカードは、サービス内容がかなりの部分で重複します。2つを持てる個人属性があったとしても、合わせて計30万円近くの年会費に見合うサービスを考えると、効率が悪くなります。
クレジットカードを選ぶ時、国際ブランドでクレジットカードを選ぶことも大事です。
しかし、クレジットカードを所持することで受ける事が出来るサービスは、国際ブランドのサービスに比べ、発行会社のサービスの方影響が大きく、利用することでたくさんの特典があるります。ですからクレジットカードを作る時には、このように発行会社の特徴を知ることも大事です。
少しでも発行会社の特徴を知ることで自分に合ったカードを持つことができ、メインカード・サブカードの最高の組み合わせが実現できるようにしましょう。
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